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2019.01.31

救急救命科

『 失って初めて実感できること 』

こんにちは、教員の大野です。

いよいよ明日は全3回のうちで最後の卒

業試験となります。

放課後まで補習講義で学生さんも最後の

最後まで頑張っているようでした。

その国家試験ではありますが・・・

第42回 救急救命士国家試験が平成31

年3月10日に行われますが、ここ数年

は「全員合格」という成果が得られてい

ません。

当然、国家試験に不合格の卒業生の方が

いますが・・・

本校では国家試験に不合格であった卒業

生の方を対象に「通信教育制度」や「聴

講生制度」を導入して学習支援を行って

います。

あくまでも希望者の方を対象にしていま

すが、今年も数名の方々がこの制度のも

とで今年も国家試験に挑みます。

現在も国家試験対策講義に定期的に「聴

講生制度」を活用して、現役の学生さん

たちと一緒に講義を受講している卒業生

の方もいます。

この卒業生の方々がこの時期に言葉にす

ることに・・・

「不合格となって初めて実感できること」

について教えてくれます。

本校では国家試験対策講義だけでなく国

家試験形式で模擬試験を定期的に実施し

ていますが、成績が低迷している学生さ

んに対して面談などにより危険性をお伝

えしています。

ところが・・・

不合格の恐れについて伝えてもあまり実

感していなかったと卒業生の方から伺い

ます。

あれ?

この先生は何を言っているの?

(オレが)不合格になるはずないのに?

自分は大丈夫であるという認識があった

ようですが、不合格となった段階で客観

的には根拠のない自信であったと反省し

ているようです。

この時期に大事なこととして・・・

1)感染予防などによる体調管理

2)試験の見直しによる問題点の改善

3)根拠のある自己認識

特に自己認識のできる学生さんは成績に

関する問題点をよく理解して、根拠のあ

る改善を心掛けます。

同時に!!!

「不合格となって初めて実感できること」

として「ひとの命を救うこと」の難しさ

や責任感を実感しているようです。

明らかに「自分に対して甘かった」と不

合格であった卒業生の方は自己分析して

います。

個人的には・・・

自己分析して諦めずに国家試験に取り組

む姿勢が素晴らしいと感じています。

いまの学生さんに実感してほしいです。

残念ではありますが「不合格になるまで

実感できないこと」でもあると卒業生の

方は言います。

失って初めて実感するのではなく、早い

段階で自己認識してほしいです。

卒業試験1日前に呟くことではありませ

んが・・・

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