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2021.10.14

救急救命科

『 救命士をめざす方へ➀ 』

こんにちは、学科長の大野です。

小松左京さんの原作小説の頃から大好きな作

品である「日本沈没」を先週の日曜日にドラ

マで観ましたが・・・

香川照之さん演じる田所博士が個人的にはイ

メージと一致してスゴく楽しんでいます。

博士好きとしては、アメリカ版ゴジラでも芹

沢博士役として渡辺謙さんが演じている点も

嬉しいですね!

内容を知っていても「日本沈没」の今後の展

開が楽しみです。

オープンキャンパス参加者の方々からのご質

問もありました救急救命士資格取得に関する

学生生活などについて何回かに分けてご紹介

させて頂きます!

今回は「民間の救急救命士養成学校で何を学

ぶのか?」編です。

現在、全国には大学・短大・専門学校などの

さまざまな救急救命士養成校があります。

このような養成校に入学する対象の方は主に

高等学校卒業程度の学力を有する方で・・・

本校でも行われている入学試験に合格後、2

~4年間の救命士に関する教育が始まります。

まずは学習内容です。

本校のような専門学校の場合でお話させて頂

きますと、大学などとは違って90%近くが専

門教育を学ぶことになります。

分野別で分けると・・・

基礎分野:医学知識を学ぶための基礎知識

 ⇒ 化学、生物、情報科学など

専門基礎分野:医学の基礎となる知識

 ⇒ 解剖生理学、薬理学、病理学など

専門分野:病気や病態を学ぶ医学知識

 ⇒ 疾病救急医学、外傷救急医学など

臨地実習:技術的な実習を学ぶ

 ⇒ シミュレーション実習など

なお臨床実習(病院内実習)として160時間

を救命センターなどの救急現場の実際を学ぶ

実習は必須となります。

なお救急救命士はお年寄りから子どもまで幅

広い年齢から性別を問わず、さまざまな救急

要請があります。

そのために幅広い医学知識と状況に応じた場

面で活動できるスキルが求められる国家資格

だと感じますが・・・

当然、それぞれの学習する科目には評価とし

ての「科目認定試験」が存在します。

国家試験を受けるためにも、これらの科目を

履修して、更には卒業しなければなりません。

つまり「科目履修=単位習得」となります。

単位の習得のためにはそれぞれの科目の評価

が必要になるために「科目認定試験」が行わ

れます。

本校の場合では科目認定試験にすべて合格し

なければ進級および卒業を認可しません。

なお科目認定試験の合格点は60点以上とな

り、1回目(本試験)で不合格だった場合は

2回目の試験として再試験を受験することが

できる場合もあります。

再試験で60点以上の成績を修めれば合格とな

り、「科目履修=単位習得」となります。

ちなみに・・・

臨地実習においてもスキルチェックとしての

実技試験が行われ、合格判定も同じように60

点以上となります。

かなり厳しい教育内容と思われている方もい

ますが、個人的に救急救命士は社会的にも責

任感のある国家資格のひとつと感じています。

そのため救急救命士養成校としても責任感を

伴う学生指導や救命士の育成が求められると

感じていますが、結果として厳しい教育内容

にもなっていると感じます。

ただし!!

救急医学に関する勉強やいのちを救う仕事を

志している方には・・・

本当に楽しい日々を送れると思います!!!

医学に関する知識は学べば学ぶほどに関連性

を見出し、さらに学習したいという意欲も増

してくると感じます!!

皆さまも救急救命士をめざしてみませんか?

 

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