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2021.08.23

救急救命科

『 臨床実習事前研修会の開始! 』

こんにちは、学科長の大野です。

本日、新型コロナウイルスワクチン職域接種

の副反応の発生を考慮した「休講」となって

います。

本校の救急救命科の学生はほぼ全員が先日の

段階で2回目の接種を終了したことになりま

した。しかし、日々、増加していく感染者の

人数を考慮しても感染予防を努めてほしいで

す。

先週より本校は後期日程の講義再開となって

おりますが、2年生は救命センターや救急外

来などの医療機関における臨床実習の事前教

育となる「臨床実習事前研修会」を約1ヵ月

間、実施していきます。

この研修は臨床実習で求められる知識・技術

さらには心構えなどの教育を行いますが・・

新型コロナウイルス感染症の拡大防止をふま

えて、実習生にはワクチン接種を済ませると

ともに感染に対する標準予防策の教育なども

実施していきます。

なお学生さんには苦しい1ヶ月間となります。

まず期間中は医療機関における臨床実習と同

等として、遅刻・欠席は厳禁です!!

医療機関で用いられる専門用語や検査値の正

常範囲値などの暗記、胸骨圧迫をはじめ、静

脈路確保などの救急救命士の特定行為などを

安全管理上のもとで正確に実施することも求

められます。

なお学習した内容は毎日、レポートに反映さ

せて記載し、提出します。

当然、内容不備や提出期限が遵守されていな

い場合は評価に反映させ、状況次第では臨床

実習への参加を認めません。

知識・技術に関しても実施するだけでなく、

ココでも各々に試験を実施し、不合格であっ

た場合は臨床実習への参加を認めません。

かなり厳しい環境下と思われますが・・・

救命士の「資格」だけでなく、救命士として

の「職業意識」や「社会的な責任」について

も考える機会になります。

個人的には「鉄は熱いうちに打て!」「何度

も叩いて鋼を造る」工程に近いように感じま

す。

最初は実施できずに苦労すると思いますが失

敗とフィードバックを繰り返すことで徐々に

円滑的に実施できるようになってきます。

ある意味「成長過程」も確認しながらの評価

になります。教員もこの時期は大変苦労して

います。特にレポート添削は泣きそうです。

しかし鋼の強さを秘めた学生さんが実習生と

して医療機関で貴重な体験を学ぶ良い機会と

なっていくためにも教員と学生さん一同の正

念場として頑張っていきたいです。

 

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