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2020.07.21

救急救命科

『 遠隔開催「学生救急技術発表会」! 』

こんにちは、教員の大野です。

先日、定期的に実施している献血を空き

時間で実施していました。

献血ルームは新型コロナウイルス感染症

の影響もあるためか、比較的にガラガラ

の印象がありました。

少しでも社会に貢献できる出来事のひと

つと考え、累計するとかなりの血液を提

供できていると思います。

昨日は新型コロナウイルス感染症の拡大

防止の観点から毎年恒例の「学生救急技

術発表会」の遠隔開催を実施しています。

クラスター管理を目的に少人数スタッフ

により管理された試験会場で展示を行い、

教室内の学生さんや保護者の方に視聴し

て頂くシステムを採用したはじめての試

みではありましたが・・・

概ね「成功!」と言える結果ではありま

した。

なお主体となる学生さんたちのシミュレ

ーション展示は4症例を各3チームで競

い合う方法で専任講師が評価を行ってい

ます。

【各事例内容】

1例目:心肺停止事案

2例目:脳卒中を疑わせる低血糖事案

3例目:熱中症に伴う高度脱水事案

4例目:交通事故による骨盤骨折事案

緊急事態宣言解除後の6月以降にほぼ毎

日シミュレーション実習が行われ、詰込

み学習が心配されました。

しかし学生さんたちは限られた時間のも

とで日頃の学習成果を発揮してくれまし

た。

なお全ての事例は大会当日まで内容を秘

密にされ、救急隊と同じように119番通

報段階で状況を知ることになります。

展示終了後の簡易フィードバックでは評

価者である専任講師の指摘に対して・・・

「あぁ!! そうだった!!」

このように悔しがる学生さんも数名ほど

確認されました。

大事なことのひとつとしてシミュレーシ

ョン教育はあくまでも「疑似体験」であ

り、そこから体験した失敗を救急現場に

反映していけることです。

小規模な大会でありましたが、学生さん

の学びは例年と同じように大きな成長を

遂げる良い大会となりました。

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