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2022.06.07

救急救命科

シミュレーション教育とは?

こんにちは、学科長の大野です。

東海地区は「恵みの雨」が昨日、久しぶりに

降ったように思えます。

本日も晴れわたる蒼空が広がっている良い天

気の日になりそうです!!

救急救命士は医療系国家資格である関係で

「専門用語」が多く使われています。

時々、InstagramやTwitterにおいて「専門用

語」に関するお問い合わせもあります。

そこで今回の企画は専門用語のひとつである

「シミュレーション教育」について説明させ

て頂きます!

シミュレーション教育とは簡単に表現すると

実技教育(実習)になりますが・・・

例えば、家庭内で「42歳の男性が急に胸を押

さえて倒れた。現在、心臓も呼吸も停止して

いる。」という現場に類似した場面で自らが

救急隊員として活動しながら、適切な処置や

判断方法を学習していく教育技法になりま

す。

  

本校では救急隊員の標準的な救急活動マニュ

アルとなる各ガイドブックを用いて学習して

いきます。

大きく分けると・・・

・PEMEC

 心筋梗塞などの病気に対する救護活動

・JPTEC

 交通事故などの外傷に対する救護活動

・ICLC

 病院内の心肺停止に対する救護活動

その他にも・・・

・PSLS

 脳卒中(脳梗塞など)に対する救護活動

・PCEC

 意識障害に対する救護活動

・BLSO&NCPR

 妊婦に対する分娩介助と新生児蘇生法

 

・・・などがあります。

これらの基本的な活動を様々な想定場面を体

験していくことで活動時の注意点や判断規準

を実感してもらうための教育技法です。

 

当然ではありますが実技試験もあります!

 

個人的には「失敗は成功の素」として救護活

動を体験してフィードバックしていくことも

実際の救護活動を経験するまでの事前学習と

してシミュレーション教育だからこそできる

醍醐味と感じています。

 

これから暑い日々が続きますが、学生さんに

は、吹き出る汗を拭きながら「いのちを救

う」実習を頑張ってほしいです!!

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