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ブタの腎臓を使って、解剖実習を行いました。
今回の実習は各学生が一つずつ腎臓を解剖していきます。
まずは外観観察を行い、重さをはかって、厚み・長さ・硬さなどを調べます。
腎臓の表面はつるつるしています。そっと押してみると、場所によって硬さが違います。
平たくソラマメ型をした腎臓は尿を作る臓器です。
表面を押してみると、側面についた管から液体が出てきます。
血液ともう一つは透明な液体です。
血液が出てきて、丈夫な血管が動脈なのでそこから墨汁を注入します。
どこが黒くなるでしょうか。
腎臓を平たく切開すると、黒く染まっている部分と、そうでない部分がはっきりとわかります。皮質と呼ばれる部分にはとても細い血管があり、そこで尿の元が作られます。この部分を糸球体といい毛細血管が集合し、その部分が点となって黒く染まります。
全体が染まると予想していた学生もいたようで、しっかりと観察していました。
腎臓はとても多くの働きがあります。そして、とても働き者なのです。
レポートの中にも、腎臓を褒めたたえる気持ちが表現されていました。
臨床工学技士は、腎不全の患者さんの人工透析治療に携わります。
腎臓の機能を理解し、代行できるもの、補充しなければならないことを考える良いきっかけとなったようです。
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