東海医療科学
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BLOG
臨床工学科1年生が医の倫理の授業真っ最中です。
医療従者になるためには、医療の倫理観を知る必要があります。すべては患者様の回復をもたらす最善の方法を考えることが大切となります。
今回は過去に放送されたあるこども病院のドキュメンタリー番組を見て、医療の現実を知ってもらいます。助けることのできる命、残念ながら亡くなってしまう命。このドキュメンタリー番組をみた学生の思いは様々です。
このドキュメンタリー番組の中に印象となるシーンがいくつかあります。
その一つを紹介します。
ご両親が臍帯血移植に立ち会う様子のシーンです。
臍帯血移植を受ける無菌病室にいる子どもに逢うため、ご両親が入室しようとします。
無菌病室は1/1000ミクロン単位の菌までも無くした部屋であり、入室には細心の注意が必要です。
ご両親は手を洗い、マスクを装着、予防衣を身につけ入室しますが・・・
看護師さん「お母様、髪の毛が長いので、縛って(まとめて)もらって、もう一回その手、洗ってきてもらえますか」
看護師さん「髪の毛が他のカ所に付いちゃうと、ちょっと不潔なもんでね」
お母様「わかりました」
移植は他人の造血細胞を入れるた拒絶反応を抑制するために免疫力を抑えています。そのため髪の毛1本からの雑菌でも、それが原因で時には命に関わります。
医療という現場は、普段の日常生活と違い患者様を治療することを最優先として考えます。1年生はまだ、医療という扉をあけたばかりの状況ですが、少しずつ医療人として、また臨床工学技士としての志を強く持って欲しいと思います。
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