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臨床1年生の演習授業で、医療従事者が感染を防止するために必須である手洗いの方法を学びました。
病院内に限らず感染対策の基本は、病原となる微生物を排除すること、感受性のある宿主を正常に回復させること、感染経路を遮断することにあります。
そのため、最も身近で、対応しやすいのは、感染経路の遮断となります。
感染経路を遮断する方法には、消毒薬の使用と隔離の2つの方法がありますが、最も効果的なのは、手洗いによる感染経路の遮断です。
そこで、今回の演習では、手洗いの効果を実感してもらうことを目的として、蛍光剤入りハンドクリームを使った手洗い演習を行いました。
まず、学生たちは、いつも通りの手洗いをしてから、ブラックライトに照らしました。すると、学生たちからは驚きの声が上がりました。
「いや~!!!汚い・・・」
「全然、汚れが取れていない・・・」
「うわ~~」
特に、指先や爪の間、手の甲には全く汚れが落ちていませんでした。
この結果から、学生たちは、普段の手洗いでは、十分な効果が得られていないことを実感したようです。
そこで、医療従事者が行う手洗い方法を実践してもらいました。手洗いの時間は30秒~90秒としっかり洗い、指先や爪の間、手の甲も念入りに洗いました。
すると、ブラックライトに照らした手は、汚れがほとんど落ちていることがわかりました。
手洗いを実践することは、臨床工学技士として、病院で働く医療従者として感染を防止させるため、また、自分自身の健康を守るためにも必須であるとわかります。
今回の演習で、学生たちが手洗いの重要性を理解し、実践できるようになってほしいと思います。
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