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2018.12.01

臨床工学科

善意の献血はこうして患者様へ届けられます!

1年生の基礎医学実習で、お出かけ実習をしました。
今回は愛知県瀬戸市にある『愛知県赤十字血液センター』にお邪魔しました。

午前の授業を終えて、各自移動をしました。

血液センターの入り口ではとても緊張した様子の学生さんの表情でした。

まずは、全体で『献血とは』『血液事業について』『施設見学の見どころ』の説明をしていただきました。

いよいよ、3班に分かれ見学ツアーの開始です。
検査部門の見学は、献血いただいた血液の検査を行う部門です。5種類の検査検体を採取し検査します。献血者にも健康指標となる生化学検査や血球計数検査などを検査し、数日後にはがきでお知らせが届きます。とても大きな装置でほぼ全自動で行われている検査でその検体数の多さに驚く学生もおりました。

製剤部門の見学は、献血を患者さんに使用できる製剤へと変化させる部門です。白血球を除去する工程を見学したり、遠心分離して血球と血漿とを分ける工程を見学しました。
『私の献血した血液もここに来たんですね。』と献血経験者が自分の血液のその後を想像してつぶやいていました。
製剤部門の最終工程は『保管』です。製剤の種類により保管方法・期間が違うことに驚く学生が多かったのが印象的でした。とくに血小板の保管方法は学生さんからたくさんの質問が出ていました。

献血バスも見学させていただきました。街中で見たことがあってもなかなかご縁の無かった乗り物だったようで、乗ってみて『思ったよりも広いんだ!』と献血者の模擬体験をしていました。

臨床工学技士は血液にかかわることが多い業種です。患者さんのことだけでなく、献血いただいた方々にも感謝して医療に従事してほしいと思いました。

見学を終えた学生さんの多くは、『元気ならば、献血してみよう!』と自分の健康な体に感謝していました。

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