BLOG

2020.10.29

臨床工学科

基礎医学実習にて呼吸機能検査を実施しました。

呼吸機能検査の実習をおこないました。
普段の呼吸は意識して“すってー、はいて―”と行っているでしょうか。
自然に行っている呼吸はどのような仕組みでしょうか。

どのくらいの容量を吸い込んでいる?努力をして測る肺活量はどのくらい?
それを実際に計測してみます。

“肺活量計”を使用します。大きく息を吸って吐けなくなるまで吹き込みます。
この吹き込める量は、人によって大きく違います。決まる要素として『性別・年齢・身長』を計算式に当てはめて計算すると“予測肺活量”というものを知ることができます。

これを計算してから、“努力性肺活量”として肺活量を測定します。
計算値になかなか届かない学生や、大きく超えてびっくりする学生もいます。
どうしてこの値になったのか、生活環境などの要因から考えてみます。

人工呼吸器も使用して計測を行い一回に吸う息の量(1回換気量)を計測します。
そして、大きく息を吸う(最大吸気量)を測定します。
人工呼吸器の勉強は2年生で詳しくしていきますが、この基礎医学実習ではまずは正常時の勉強をしっかり行います。

また、 “パルスオキシメーター(酸素飽和度計)”を使って計測しました。指先にセンサを装着して血液中の酸素量を測定します。

数値の変化をさせる工夫も行ってみます。
息を止めて呼吸停止を限界までしてみても、あまり大きな数値変化は起こりません。
“こんなに苦しいのに!どうして変化しないの・・・?”その理由を考えるのも実習です。

同じカテゴリの記事

RELATES

スクロールできます
資料請求 募集要項 オープンキャンパス
TOPへ戻る