東海医療科学
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経皮的心肺補助法(PCPS)とは、1983年に経皮的に挿入可能なカニューレと遠心ポンプを組み合わせた閉鎖回路による人工心肺装置が考案されて、心肺停止例に対し緊急心肺蘇生や循環維持を目的に臨床応用が開始されました。
PCPSの基本構成要素としては、送血・脱血カニューレ、回路、遠心ポンプ、およびその駆動装置、膜型人工肺からなっています。
緊急性を要する生命維持装置は「医師からPCPSを入れるよ」と指示がでたら、臨床工学技士は即座に挿入、動作確認準備を行う。
医師が送血・脱血カニューレを挿入中に、PCPS回路の充填を行います。回路内に空気の無いことを確認し接続します。
臨床工学技士は酸素濃度と吹送ガス流量を調整し、遠心ポンプの流量を徐々に上げて開始します。
心臓からの拍出量やSvO2を確認しながら灌流量を調整する重要な業務を担っています。
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