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2024.04.30

救急救命科

日本救急救命士会の設立!

こんにちは、ゴールデンウィーク期間中はゴロゴロと過ごして心身の休暇を図りたいと思っている学科長の大野です。
 
現実は溜まった事務書類を細々と処理する日々となりそうです・・・

個人的にすごく感動したことがあり、紹介させて頂きます。
 
それは先日、職能団体として設立されました「日本救急救命士会」のことです。
他の医療従事者の方や専門職として国家資格をお持ちの方々は「職能団体」についてお伝えすると「えっ?」と思われる方もいると感じます。
 
それでは「なぜ」、救急救命士の職能団体に違和感を感じる方がいる理由として・・・

基本的に「職能団体」とは自己の専門性の維持及び向上だけでなく、専門職同士の団結による社会的提言や社会貢献、研究などの活動を行う組織となります。

救急救命士の国家資格が発足して30年以上は経過していますが、「えっ? いまさらなの?」という驚きを感じた方もいると思います。
他の医療従事者の方や専門職として国家資格をお持ちの方々は当たり前のように「職能団体」は存在して、いわゆる「〇〇〇協会」などが良い例として存在しています。
ゲームなどのファンタジーの世界では「ギルド加入」などの表現のほうがわかりやすいかもしれませんね!
 
ゲームで例えると・・・一匹狼としてギルドの支援もなく、情報提供もなくモンスターを探して、ひとりで細々と動き回って頑張っていたのが「救急救命士」という孤高の戦士ですね!(笑)
一歩間違えるととんでもないレイドモンスターと遭遇して逃げ回るしかない状況も考えられます!!!(笑)
 
でも職能団体がないということは本当に孤高の戦士と同じ気持ちだったと思います。

さらに・・・
救急救命士の主な就職先は消防機関などの自治体の公務員になります。
じつは公務員職は「団体交渉権」などの団体を組んでのストライキなどの活動が禁止されている職業になります。
 
簡単にいえば、一般企業のような賃金の交渉のためにストライキを消防職員が団体で活動したとします・・・そこで団体で救急車の出動拒否を行えば、社会全体として大変な事態になります。
 
つまり職能団体への加入や組織化は「団体交渉権」の使用とは違いますが、へんな誤解を招き、現在に至った恐れもあります。
 
地域住民の皆さまのために必死に頑張っている救急救命士ですが・・・
これまでのイメージですが、自分の不安や問題に対しては、協会としての支援ではなく、個々のコミュニティなどを形成して自己研鑽によって解決してきたとも言えます。
【注意】あくまでも私個人のイメージです。
 
救急救命士たちがひとつとなり、社会的な問題点の解決にちからを合わせて取り組み、ひとりでも「救えるいのち」を職業の専門家として取り組んでいくことになるとしたら・・・

そのように考えてすごく感動しました。
これまでも誰かのために頑張ってきた救急救命士は、一致団結で今まで以上に誰かのために頑張っていける組織を創ることができたことに感動しています。
 
私は一足先に先日、この職能団体に加入して少しでも社会に貢献できるようにお手伝いできれば・・・と思っております。
救急救命士の国家資格をお持ちの皆さまも如何でしょうか?

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