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ここ最近、不思議な人間関係のありがたみを実感している学科長の大野です。
いわゆる「助けるばかり」でもなく、「助けられるばかり」でもなく、「お互いの助け合い」が重要であると実感しています。
でも、ついつい・・・
わたしの場合は助けてもらいがちですね!!
恩返しの意味でも幅広い知識や技術をもっともっと学んでいこうと・・・あくまでも小さく誓っております。
今回は本校のオープンキャンパスなどで良く質問を伺います「救急救命士の主な就職先である消防機関」についてお話しします。
前回のブログでも少々書きましたが・・・
救急救命士の主な就職先は「緊急車両である救急車」を用いた搬送サービスを行う「消防機関」です。
同時に消防機関に勤務するということは「地方自治体の公務員」として行政サービスを行うことになります。
そのよくある質問とは「救急救命士の国家資格を持って消防機関に就職すると、救急車に乗る以外の火を消す仕事などもやることになりますか?」との内容です。
結論的には「Yes」の可能性が高いです。
ちなみに・・・消防機関は「救急搬送業務」だけでなく、火災発生時に消火する「消防業務」、日常的に出火を予防する「予防業務」、狭い場所や交通事故などの危機的状況から人命を救出する「救助業務」、119番通報のオペレータや医療機関の紹介などを行う「通信指令業務」などがあります。
業務内容は幅広くありますが、各地方自治体によっては上記の業務をすべて経験することもあれば、専門的な業務を長期間渡って遂行する場合もあります。
ある意味、救急救命士の国家資格を所有していても「消防業務」などを行うこともあります。
この場合、救急救命士の資格を所有していても「消防業務」「救助業務」などはあまり意味のないでのは?っとも伺われますが、前向きに考えると「救急救命士」としての人命救助の視点があることで、消火や救助を行うことはプラスになると思います。
例えば・・・119番通報のオペレータなどの「通信指令業務」では、救急医療の知識や判断力を用いて、電話の向こうにいる人に心肺蘇生法のやり方などを口頭指導することで人命救助に貢献できます。
結論的には持っている資格(知識や技術など)を最大限に発揮できる柔軟な思考力が大事ではないかと感じます。
個人的には、このような思考を持っている人であれば、消防機関以外の就職場所に就職しても一流の救急救命士として能力を発揮できると思います。
でも・・・発揮するための方法などはある程度、専門学校や大学の救急救命士養成校で伝えていく必要性もあるように感じます。
近年は職域の拡大も行われつつあり、幅広く救急救命士の資格が社会的にも利活用されつつあります。
有用性を本校の学生さんたちにも幅広く発揮してほしいです!!!
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