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本日は、本科の非常勤講師の先生(「児童」科目)が施設長をしておられる
児童養護施設さまの見学をさせていただきました。
【社会福祉法人中央有隣学院 児童養護施設ゆうりん(名古屋市緑区)さま】
敷地内には中庭を取り囲む形で二階建ての家(小舎)が並んでおり、
“施設”というよりも、まさしく“家”…
利用されているお子さまの許可を予め取ってくださったこともあって中もお見せ頂くことができたのですが、
木のぬくもりを感じる素敵なリビング、個の尊重が考えられパーソナルスペースが保証された居室…というように、
これまでの児童養護施設のイメージとは異なる雰囲気に、学生は皆感動しておりました。
そのなかで、
「ハード面を小舎制として整備していても、ソフト(支援)が大舎制的=画一的であっては小舎の意味がないこと」、
「自分の家のルールと隣の家のルールが違うように、小舎ごとに違いがあっても良い」、
といった先生からのお話は、目から鱗が落ちるものであり、
どの分野種別であっても、日常的に支援に没頭していると、つい忘れてしまいがちな視点であるようにも思いました。
「施設が提供する支援は、利用者皆が平等でなければいけない…」という視点に引っ張られて終始しすぎてしまうと、
気付いたときには支援そのものが個々の利用者のニーズとはかけ離れたものになってしまうこともあったなぁと、自身の実践時代を思い出しました。
「支援の中心には常に利用者個々の思いがなければならない」ということを、
再度意識することができた見学会となりました。
学生にとってのみならず、教員にとっても実に充実した見学となりました!
ありがとうございました!
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