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2018.04.24

社会福祉科

[社会福祉科(昼間課程)] 価値観の違いを認識する

本日の相談援助演習の授業では、“8つの価値”というものをやりました。

 

 

 

このワークは、一般的な研修等あらゆる場でも(さまざまな形で)実践されているものなのですが、

今回は、「友情」「夢」「お金」「社会秩序」「自由」「楽しさ」「健康」「愛」といった8つの項目について、

①自分自身の順位をつけていく、②グループで照らし合わせる、③最終的にグループとしての順位を話し合って決める、というような流れで行いました。

 

 

 

自分のつけた順位が、他者と違っていることは当然ななかで、

この順位に至った経緯や思いを表出しつつ、グループワークを進めていただきました。

 

 

 

「今の時代、ある程度の健康であればお金を出せば何とかなりそう」や、

「愛のなかに友情も含まれるのでは…」、

「夢は“達成可能性の高い目標”と捉えて考えると重要度が増すのでは?」

等のさまざまな意見が出るなかで、

最終的には、全グループとも「健康」に1位をつけていましたが、それ以外はバラバラでした。

 

 

今日のねらいとしては、グループワークを通して、

「“価値観は皆ちがうもの”“違っていて当たり前”」ということを認識すること、

さらに、自分とは違う価値観についても尊重できるようになること、

そのためには、他者の価値観の背景(多様なバックボーン)に目を向けると、納得はできずとも“受けとめること”や“理解しようとすることはできる”ことを知る…

という点を体験的に学んでいただくことを目的として、取り組みを進めていただきました。

 

 

学生の皆さんの感想からは、

「“実践現場において自分の価値観と異なる場面に遭遇した際に、どう気持ちに折り合いをつけながら職務にあたっていくか…”ということを考えるきっかけになった」

といったものが多くあがっていましたが、

この体験を第一歩として、ソーシャルワーカーとしての視点を醸成していって頂きたいと思います。

 

この“醸成”という考え方も重要で、

“ソーシャルワーク”はすぐに理解し得るものではありませんので、

さまざまな体験を経て、自分自身が納得しながら一歩ずつ…

じっくりと深めていっていただきたいなと思っています。

 

 

 

 

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