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2018.12.05

臨床工学科

腎臓は人の代謝に関わる重要な臓器です!

臨床工学科1年生 基礎医学実習でブタの腎臓を扱いました。

人の腎臓とほぼ同じ構造機能をもつブタの臓器を用い、腎臓の観察を行いました。
“ソラマメ型”と教科書で知ってはいても、いざ目の前にすると『ツルツルしている!』や『意外にずっしりとしている』といった感想が聞かれました。
腎臓はとても薄い被膜に覆われており、慎重にはがしていきました。腎門部と呼ばれる部位には脂肪組織がびっしりと取り巻いていました。その脂肪組織を丁寧に取り除いていくと、管が出てきます。血管や尿管が出てきました。中には器用な学生さんは教科書に載っている図のように血管を露出させていました。(動脈の分岐部分がきれいに観察できました。)
ブタの腎臓解剖実習(糸球体の観察)01

ブタの腎臓解剖実習(糸球体の観察)02

次は、10・15・20倍に希釈した墨汁を露出した動脈から注入します。うまく動脈に注入できると、腎臓表面に黒く点々と墨汁が見えてきます。『うわぁ、出てきた!』と成功した班から歓声が上がりました。

今回は一般的な包丁で腎臓を切断しました。思ったよりもゴリゴリとした切ごたえだったようで、まっすぐ切れなかった腎臓もあるようです。(普段料理してる学生は上手でした。)

ブタの腎臓解剖実習(糸球体の観察)04

ブタの腎臓解剖実習(糸球体の観察)03

切断した腎臓を観察すると、墨汁が入った組織と変化のない組織に分かれます。部位の名称を確認し、なぜ墨汁が入らなかったのかを理解できたようです。
『糸球体ってこんなに小さいんだ!点々とたくさんスケッチ大変だぁ』と言いながらレポート作成に必要なスケッチをしていましたよ。

毎日休まず体の老廃物をより分けて、尿を作ってくれている腎臓の凄さを実感していました。

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