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2023.05.19

臨床工学科

血液透析のリアルな体験

臨床工学科3年生が臨床実習目前となりシミュレーション実習を行いました。

「人工呼吸器・医療機器管理」「体外循環装置」「血液透析」の3グループに分かれ今まで学んできた総復習と臨床実習で必ず必要となる知識・技術を再度理解します。

血液透析のグループでは、実際の透析室を再現し、学生が「患者役」「医療スタッフ役」に分かれて透析治療をシミュレーションします。 治療時間中には、低血圧の対応、静脈上昇時の対応など透析室で起こりえる状況を再現し医療スタッフ役の学生が対応します。

患者役の学生は予め渡してある患者基本情報を元に患者役を演じます。 また、患者役の学生には実際の穿刺をされ状況を再現するため、動脈・静脈の針を腕に固定(実際の穿刺は行いません)し、さらに肘を曲げることないように腕を固定します。

患者役を演じた学生からは「たった1時間でも腕が動かせないことがこんなに辛いとは・・・」「透析装置の警報がなった際に何も説明がないことが不安」「些細な声掛けが安心できた」などの声がありました。 実際に患者役を演じることで、普段の授業では伝えることのできなかった大切な事に気づいてくれたようです。 今回の実習で得た経験を、臨床実習で活かしてほしいと思います。

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