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基礎医学実習は始まりました。今回は血液観察の実習です。
基礎医学実習では、4分野に分けて実習を行っていきます。
血球観察では血液サンプルが必要となるためランセットと呼ばれる血糖検査で使用する道具を使用します。針をセットしボタンを押すと一瞬だけ極細針が出て、少量の血液を採血することができます。
その採血した血液と、濃度の違う溶液を3種類混和させ、観察を行いました。
まずは、ヒトと等張の生理食塩水(0.9%食塩水)です。
教科書で見るような円盤状の血球がたくさん見えました。見えた瞬間は、その数の多さに感動する学生もいたほどです。
『ほんの少しだと思ったのに、こんなにもぎっしりと血球が…』
他の溶液は、0.3%食塩水、50%ブドウ糖溶液のどちらかを観察結果で推理していきます。
溶液Aは、先ほど見た血球が真ん丸に変化して見えたようです。学生のコメントは、『ミカンみたいに真ん丸で、ぷくぷくしている!』赤血球に水分が入り込んでいるようです。
溶液Bは、ぺしゃんこに見えるようです。『乾燥したわかめみたい…』食べ物のたとえが多かったのが印象的でした。
皆さんは、どちらがどの溶液なのか学生のコメントから推理できるでしょうか。
その答えを書くのが、今回のレポートです。
本格的なレポートを書くことが初めての学生、話し言葉ではない文章を書いていくのに一苦労です。見たものを、自分の言葉で文章にしていくことの難しさを実感しながら、他者が読んでも理解できるように表現していきます。
臨床実習に向けて文章力をつけながら、物事に取り組むときには疑問を持つ大切さを実感できる時間にしてほしいですね。
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