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2021.09.30

臨床工学科

顕微鏡を覗くと・・・

基礎医学実習がスタートしました。この基礎医学実習では「体験して実感する」。このことを意識して進めていきます。

初回のテーマは血球観察です。

班員の血液を使い、血球観察用のプレパラートを作成することから実習が始まります。

3種類の濃度の溶液(等張液、低張液、高張液)に血液を垂らして作成します。

顕微鏡で覗いてみると、教科書で見たあの形がたくさん見えます。

濃度の違う溶液に浸した赤血球は濃度差によってその形状に変化ありどの様などんな現象が起こるのか、自分の眼で確認しました。

また、赤く見える血液はその液体が赤いわけではありません。一粒一粒の赤血球がもつ色素が赤く見えているのです。

たった一滴の血液の中には多くの血球があり、患者さんの健康状態を反映します。

教科書では数字しか意識していませんが、実際に見てみるとその多さに驚きます。

私たち臨床工学技士は血液に関わりある業務があります。

血液の些細な変化にも気を付け、患者さんのことを想いながら医療に携わってほしいです。

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