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2022.06.01

臨床工学科

iMEP研修センター(ニプロ)~心臓カテーテル検査・治療を学ぶ~

臨床工学科3年生が滋賀県にある医療研修施設 iMEP(ニプロ)にて課外実習を行いました。 この医療研修施設 iMEP(ニプロ)は医療職者向けの専門研修施設となります。

今回は心臓カテーテル検査・治療を学ぶためX線シネアンギオ室、手術室で実習を行います。 X線シネアンギオ室では、実際の放射線照射は行いませんが、心臓カテーテル検査を行う際には必須であるプロテクタを装着して実習を受けます。心臓冠動脈造影の映像を用いながら造影の見方を学びますが、同じ心臓でも照射の方向(角度)によっては冠動脈の位置が重なって見えるため読み解くには経験が必要となります。 そこで、冠動脈模型や実際の支持装置(Cアーム)を用いてよりイメージで理解できるよう実習が行われます。

手術室では心臓カテーテル検査・治療の手技について学びます。

まずは造影シミュレーションを用いて、大まかな流れを実際に見ていきます。

その後、穿刺からガイドワイヤ、挿入シース(管)を模擬血管に入れ、ガイドワイヤーに沿って治療用のバルーン(風船)を血管内に進めていくまでの手技を行います。

また、冠動脈モデルを用いて目的の位置までカテーテル先端を進めるトレーニングを行いますが、実際に目視で確認しながらでも容易にカテーテル先端を進める事ができず、心臓カテーテル治療を行う医師の手技のすごさを改めて実感しました。

今回の実習内容は、医療現場では医師が行いますが、一連の流れを実際に体験することで臨床実習にて見学を行う際は、今、何が行われているなどよりイメージができる実習内容であると思います。

今回の経験を臨床実習にて役立ててもらえると良いです。

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