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2024年6月14日より全国公開となる映画「ディア・ファミリー」は、1970年代の日本を舞台に、娘の命を救うために奮闘した町工場経営者の実話に基づいた感動物語です。
この映画の中で重要な役割を果たすのが、IABPと呼ばれる医療機器です。
【IABPとは何なのか?】
IABPはIntra-Aortic Balloon Pumpの略称で、日本語では大動脈内バルーンパンピングと呼ばれます。
心臓のポンプ機能が低下した患者に対し、補助的に血液を循環させる医療機器です。具体的には、先端に風船が付いたカテーテルを大腿動脈から挿入し、胸部下行大動脈に留置します。そして、心拍に合わせてバルーンを拡張収縮させることで、心臓の働きを助けます。
現在、IABPは世界中の医療機関で広く使用されており、年間約15万人の患者に使用されています。
また、技術の進歩により、より小型で機能性の高いIABPが開発されており、今後も更なる発展が期待されています。
【臨床工学技士とIABPとの関係】
IABPは、適切な管理と操作がなければ、患者にとって生命の危険を招く可能性があります。
そのため、IABPの導入、管理、操作には高度な専門知識と技術が必要とされます。
臨床工学技士は、IABPの専門家として、患者の安全と治療効果の向上に貢献しています。
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