BLOG

2024.06.13

作業療法科

新聞で取り上げられた「小中学校で活躍する作業療法士」って?

精神保健福祉科

はじめに

6月13日、中日新聞の朝刊で飛騨市の小中学校で活動する作業療法士が紹介されました。このことから、教育現場で作業療法士の役割に注目が集まっています。そこで、小中学校で活躍する作業療法士の仕事内容や、そのやりがい、そして作業療法士を目指すための進路についてご紹介します。

小中学校で作業療法士は何をするの?

学習の基礎を作る大切な学童期などで起こる学習のつまずきや悩み、発達に不安を抱える児童生徒の支援を行います。具体的には、以下のような活動が挙げられます。

寄り添いとサポート

児童生徒一人ひとりの状態を踏まえ、個々のニーズに合わせたサポートを行います。運動機能や感覚機能、日常生活動作のサポート、学習への支援などがあります。

教員や保護者との連携

教員や保護者と連携し、児童生徒の学校生活や家庭生活における課題を共有し、支援体制を構築します。

環境調整

児童生徒が学校生活をよりスムーズに送れるよう、教室や校舎の環境調整や助言を行います。

啓蒙活動

教職員や保護者向けのセミナーなどを開催し、発達に関する理解を深め、支援体制の充実を図ります。

教育現場で働く作業療法士のやりがい

教育現場で作業療法士として働くやりがいは、大きく分けて3つあります。

子どもたちの成長を実感できる

個々の児童生徒に寄り添い、ニーズに合わせた支援を行うことで、子どもたちが少しずつ成長していく様子を目の当たりにすることができ、大きな喜びを感じることができます。

教員や保護者と協力して支援できる

教員や保護者と密に連携し、チームとして子どもたちを支援することで、より効果的な支援を提供することができます。

子ども達の明るい未来づくりに貢献できる

子どもたちの発達を促し、自立した生活を送れるよう支援することで、子どもたちの明るい未来づくりに貢献することができます。

作業療法士として教育現場で働けるの?

今回、中日新聞で紹介された飛騨市や、大阪市などで作業療法士が学校の中に入って教育を支援する活動が進んでいますが、全国的に見るとまだ少数です。就職先として一般的ではないのが現状ですが、制度の整備も含めこれから活躍の場が広がることが期待されます。

作業療法士を目指すための進路

作業療法士として働くためには国家資格の取得が必要で、以下の2つの進路があります。

専門学校(3年~4年)

作業療法士の養成課程がある専門学校で3年以上学び、国家試験に合格する必要があります。

大学・短期大学(4年・3年)

作業療法士の学科がある大学なら4年、短期大学なら3年学び、国家試験に合格する必要があります。

東海医療科学専門学校の作業療法科なら3年で国家資格取得も

名古屋駅から徒歩圏内にある東海医療科学専門学校の作業療法科では、3年間で作業療法士の国家資格取得が目指せます。
2年連続で国家試験合格率100%を達成するとともに、当校オリジナルの創作活動や、他校ではあまりみられない音楽、ダンスなどの多彩な演習授業を通して、現場ですぐ使える実践的な技能を身につけることができます。

また、将来的な発達分野での活躍を見据えて、放課後等デイサービスで、小中高生への発達支援を学べる臨床実習にも取り組んでいます。学科教員も放課後等デイサービスでの社会生活技能訓練プログラムを行っており、その施設での夏祭りや運動会などのイベントに学生がボランティアとして参加しています。

同じカテゴリの記事

RELATES

スクロールできます
資料請求 募集要項 オープンキャンパス
TOPへ戻る